وَٱلصَّـٰۤفَّـٰتِ صَفࣰّا ﴿١﴾
列をなす整列者たち¹にかけて(、誓う)。²
فَٱلتَّـٰلِیَـٰتِ ذِكۡرًا ﴿٣﴾
そして、教訓を読誦する者たちにかけて。¹
رَّبُّ ٱلسَّمَـٰوَ ٰتِ وَٱلۡأَرۡضِ وَمَا بَیۡنَهُمَا وَرَبُّ ٱلۡمَشَـٰرِقِ ﴿٥﴾
諸天と大地とその間にあるものの主*、いくつもの東¹の主。
لَّا یَسَّمَّعُونَ إِلَى ٱلۡمَلَإِ ٱلۡأَعۡلَىٰ وَیُقۡذَفُونَ مِن كُلِّ جَانِبࣲ ﴿٨﴾
彼ら(シャイターン*)は、(天の)最上層の貴人たち(である天使*たちが、啓示について話すこと)に聞き耳を立てては、あらゆる方向から(流星で)撃たれ(、それを阻止され)る。
إِلَّا مَنۡ خَطِفَ ٱلۡخَطۡفَةَ فَأَتۡبَعَهُۥ شِهَابࣱ ثَاقِبࣱ ﴿١٠﴾
但し、(話を)さっと掠め取り、貫く流星によって追尾される者は別である。¹
فَٱسۡتَفۡتِهِمۡ أَهُمۡ أَشَدُّ خَلۡقًا أَم مَّنۡ خَلَقۡنَاۤۚ إِنَّا خَلَقۡنَـٰهُم مِّن طِینࣲ لَّازِبِۭ ﴿١١﴾
(使徒*よ、)彼ら(復活を否定する者たち)に聞いてみよ。一体彼らがより強力なのか、それともわれら*が創造した(これらの)ものか?本当にわれら*は、彼ら(の父祖アーダム*)をねばねばする泥土から創ったのだぞ¹。
أَءِذَا مِتۡنَا وَكُنَّا تُرَابࣰا وَعِظَـٰمًا أَءِنَّا لَمَبۡعُوثُونَ ﴿١٦﴾
一体、死んで土と骨と化した後で、本当に私たちが蘇らされる身であるなどというのか?
فَإِنَّمَا هِیَ زَجۡرَةࣱ وَ ٰحِدَةࣱ فَإِذَا هُمۡ یَنظُرُونَ ﴿١٩﴾
それは、ただの一声¹に過ぎないのだぞ。するとどうであろうか、彼らは(蘇って、復活の日*の恐怖を)目の当たりにする。
وَقَالُواْ یَـٰوَیۡلَنَا هَـٰذَا یَوۡمُ ٱلدِّینِ ﴿٢٠﴾
そして彼らは言う。「我らが災いよ!¹これは報いの日*だ」。
هَـٰذَا یَوۡمُ ٱلۡفَصۡلِ ٱلَّذِی كُنتُم بِهِۦ تُكَذِّبُونَ ﴿٢١﴾
(すると、彼らに言われる。)「これが、あなた方が(現世で)嘘呼ばわりしていた裁決の日¹である」。²
۞ ٱحۡشُرُواْ ٱلَّذِینَ ظَلَمُواْ وَأَزۡوَ ٰجَهُمۡ وَمَا كَانُواْ یَعۡبُدُونَ ﴿٢٢﴾
(そして天使*たちに、こう言われる。)不正*を犯した者たちと彼らと同様の者たち¹、そして彼らが崇めていた者たちを召集せよ。
مِن دُونِ ٱللَّهِ فَٱهۡدُوهُمۡ إِلَىٰ صِرَ ٰطِ ٱلۡجَحِیمِ ﴿٢٣﴾
アッラー*をよそに(崇めていた者たちを)。そして彼らを、火獄の道へと案内せよ。
وَقِفُوهُمۡۖ إِنَّهُم مَّسۡـُٔولُونَ ﴿٢٤﴾
また(地獄に入る前に)、彼らを止めよ。実に彼らは(現世での言動について)、問われる者たちなのだから。¹
قَالُوۤاْ إِنَّكُمۡ كُنتُمۡ تَأۡتُونَنَا عَنِ ٱلۡیَمِینِ ﴿٢٨﴾
彼ら(他人に倣って不信仰者*となった者たち)は、(自分たちを不信仰へと主導した者たちに)言う。「本当にあなた方は(私たちを迷わせるべく)、右側から私たちのもとにやって来ていた¹」。²
قَالُواْ بَل لَّمۡ تَكُونُواْ مُؤۡمِنِینَ ﴿٢٩﴾
彼ら(不信仰へと主導した者たち)は、言う。「いや、あなた方は(そもそも)信仰者(となるべき者)ではなかったのだ。
وَمَا كَانَ لَنَا عَلَیۡكُم مِّن سُلۡطَـٰنِۭۖ بَلۡ كُنتُمۡ قَوۡمࣰا طَـٰغِینَ ﴿٣٠﴾
また。私たちには(あなた方を信仰から阻むことにおいて)、あなた方に対するいかなる(正当な)根拠¹もなかった。いや、あなた方は放埓な民だったのである。
فَحَقَّ عَلَیۡنَا قَوۡلُ رَبِّنَاۤۖ إِنَّا لَذَاۤىِٕقُونَ ﴿٣١﴾
それで私たちに対して、我らが主*の御言葉¹が実現したのだ。本当に私たちは、まさしく(懲罰を)味わう者たちなのである。
إِنَّهُمۡ كَانُوۤاْ إِذَا قِیلَ لَهُمۡ لَاۤ إِلَـٰهَ إِلَّا ٱللَّهُ یَسۡتَكۡبِرُونَ ﴿٣٥﴾
実に彼らは、「アッラー*の外に、崇拝*すべきいかなるものもない(、と言いなさい)」と言われた時、(そうせずに)奢り高ぶっていた。
وَیَقُولُونَ أَىِٕنَّا لَتَارِكُوۤاْ ءَالِهَتِنَا لِشَاعِرࣲ مَّجۡنُونِۭ ﴿٣٦﴾
そして、彼らは言うのだ。「一体、本当に私たちが、憑かれた¹詩人(ムハンマド*のこと)ゆえに、自分たちの神々²を棄て去ろうか?」
بَلۡ جَاۤءَ بِٱلۡحَقِّ وَصَدَّقَ ٱلۡمُرۡسَلِینَ ﴿٣٧﴾
いや、彼(ムハンマド*)は真実を携えてやって来たのであり、(彼以前に)遣わされた(預言)者*たち(がアッラー*について伝えたこと)を確証したのだ。
وَمَا تُجۡزَوۡنَ إِلَّا مَا كُنتُمۡ تَعۡمَلُونَ ﴿٣٩﴾
そしてあなた方が(来世で)報われるのは、自分たちが(現世で)行っていたこと(によるもの)以外の、何ものでもない。
إِلَّا عِبَادَ ٱللَّهِ ٱلۡمُخۡلَصِینَ ﴿٤٠﴾
但し、精選されたアッラー*の僕たち¹は別であるが。
أُوْلَـٰۤىِٕكَ لَهُمۡ رِزۡقࣱ مَّعۡلُومࣱ ﴿٤١﴾
それらの者たちには、周知の糧¹がある。
وَعِندَهُمۡ قَـٰصِرَ ٰتُ ٱلطَّرۡفِ عِینࣱ ﴿٤٨﴾
また彼らのもとには、(自分の夫だけに)視線を定めた¹、麗しい眼の女性たちがいる。
كَأَنَّهُنَّ بَیۡضࣱ مَّكۡنُونࣱ ﴿٤٩﴾
彼女たちはまるで、秘められた卵¹のよう。
قَالَ قَاۤىِٕلࣱ مِّنۡهُمۡ إِنِّی كَانَ لِی قَرِینࣱ ﴿٥١﴾
彼ら(天国の民)の内の、ある者は言う。「本当に私には(現世で)、付きまとう者¹がありました。
أَءِذَا مِتۡنَا وَكُنَّا تُرَابࣰا وَعِظَـٰمًا أَءِنَّا لَمَدِینُونَ ﴿٥٣﴾
死んで土と骨と化した後で、本当に私たちが(蘇らされ、自分の行いで)報われる身であると?』」
قَالَ تَٱللَّهِ إِن كِدتَّ لَتُرۡدِینِ ﴿٥٦﴾
彼は(現世で付きまとっていた者に、)言う。「アッラー*に誓って。本当にあなたは、私のことを(信仰の妨害によって、)まさしく(破滅へと)転落させるところだった。
وَلَوۡلَا نِعۡمَةُ رَبِّی لَكُنتُ مِنَ ٱلۡمُحۡضَرِینَ ﴿٥٧﴾
そしてもし、(信仰という)我が主*の恩恵がなければ、私は(あなたと共に懲罰へと)連行される者となっていた。
إِلَّا مَوۡتَتَنَا ٱلۡأُولَىٰ وَمَا نَحۡنُ بِمُعَذَّبِینَ ﴿٥٩﴾
ただ、(現世で)一度の死だけ(を味わったのみ)であり、(天国に入った後、)私たちは罰されることなどないのではないか?
لِمِثۡلِ هَـٰذَا فَلۡیَعۡمَلِ ٱلۡعَـٰمِلُونَ ﴿٦١﴾
このようなもの(の獲得)のためにこそ、勤行者たちは、(現世で)勤行するがよい」。¹
أَذَ ٰلِكَ خَیۡرࣱ نُّزُلًا أَمۡ شَجَرَةُ ٱلزَّقُّومِ ﴿٦٢﴾
一体それが、より善い御もてなしなのか、それともザックームの木¹か?
فَإِنَّهُمۡ لَـَٔاكِلُونَ مِنۡهَا فَمَالِـُٔونَ مِنۡهَا ٱلۡبُطُونَ ﴿٦٦﴾
本当に彼ら(シルク*の徒)は、まさしくそこから食べ、それで腹を満たすことになる。
إِلَّا عِبَادَ ٱللَّهِ ٱلۡمُخۡلَصِینَ ﴿٧٤﴾
但し、精選されたアッラー*の僕たち¹は別であるが。
وَلَقَدۡ نَادَىٰنَا نُوحࣱ فَلَنِعۡمَ ٱلۡمُجِیبُونَ ﴿٧٥﴾
ヌーフ*は確かに、われら*に呼びかけた¹。(彼に)応えられるお方の、何とまさしく素晴らしいことか。
وَنَجَّیۡنَـٰهُ وَأَهۡلَهُۥ مِنَ ٱلۡكَرۡبِ ٱلۡعَظِیمِ ﴿٧٦﴾
そしてわれら*は、彼とその家族をこの上ない苦悩¹から救った。
وَتَرَكۡنَا عَلَیۡهِ فِی ٱلۡـَٔاخِرِینَ ﴿٧٨﴾
そして後世の人々の内に、彼へ(の賛美を)残しておいた。¹
سَلَـٰمٌ عَلَىٰ نُوحࣲ فِی ٱلۡعَـٰلَمِینَ ﴿٧٩﴾
全創造物において、ヌーフ*に平安を。¹
إِنَّا كَذَ ٰلِكَ نَجۡزِی ٱلۡمُحۡسِنِینَ ﴿٨٠﴾
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者¹たちに報いるのだ。
۞ وَإِنَّ مِن شِیعَتِهِۦ لَإِبۡرَ ٰهِیمَ ﴿٨٣﴾
また、彼(ヌーフ*)の党派¹の一人が、まさしくイブラーヒーム*である。
إِذۡ جَاۤءَ رَبَّهُۥ بِقَلۡبࣲ سَلِیمٍ ﴿٨٤﴾
彼が健全な心¹と共に、その主*の御許へやって来た時²のこと。
أَىِٕفۡكًا ءَالِهَةࣰ دُونَ ٱللَّهِ تُرِیدُونَ ﴿٨٦﴾
でっち上げ、つまりアッラー*以外の神々¹を、あなた方は求めているのですか?
فَمَا ظَنُّكُم بِرَبِّ ٱلۡعَـٰلَمِینَ ﴿٨٧﴾
全創造物の主*についての、あなた方のご推測はいかがなものなのですか?¹」
فَنَظَرَ نَظۡرَةࣰ فِی ٱلنُّجُومِ ﴿٨٨﴾
そして彼(イブラーヒーム*)は、星々の方へと視線をやると、¹
فَرَاغَ إِلَىٰۤ ءَالِهَتِهِمۡ فَقَالَ أَلَا تَأۡكُلُونَ ﴿٩١﴾
それから彼(イブラーヒーム*)は、彼らの神々(彫像)のところへ赴き、(蔑んで)言った。「あなた方は、(供え物の食事を)食べないのか?
وَٱللَّهُ خَلَقَكُمۡ وَمَا تَعۡمَلُونَ ﴿٩٦﴾
アッラー*があなた方と、あなた方が行うもの¹をお創りになったというのに?」
قَالُواْ ٱبۡنُواْ لَهُۥ بُنۡیَـٰنࣰا فَأَلۡقُوهُ فِی ٱلۡجَحِیمِ ﴿٩٧﴾
彼らは言った。「彼のために建屋を建て(て、そこに火をつけ)、彼を火獄の中へと放り込んでしまえ」。¹
فَأَرَادُواْ بِهِۦ كَیۡدࣰا فَجَعَلۡنَـٰهُمُ ٱلۡأَسۡفَلِینَ ﴿٩٨﴾
こうして彼らは彼(イブラーヒーム*)に策略を望んだが、われら*は彼らを敗北者とした。
وَقَالَ إِنِّی ذَاهِبٌ إِلَىٰ رَبِّی سَیَهۡدِینِ ﴿٩٩﴾
また、彼は言った。「私はまさしく、我が主*の御許へと赴く¹者である。かれは私を、お導き下さろう。
فَلَمَّا بَلَغَ مَعَهُ ٱلسَّعۡیَ قَالَ یَـٰبُنَیَّ إِنِّیۤ أَرَىٰ فِی ٱلۡمَنَامِ أَنِّیۤ أَذۡبَحُكَ فَٱنظُرۡ مَاذَا تَرَىٰۚ قَالَ یَـٰۤأَبَتِ ٱفۡعَلۡ مَا تُؤۡمَرُۖ سَتَجِدُنِیۤ إِن شَاۤءَ ٱللَّهُ مِنَ ٱلصَّـٰبِرِینَ ﴿١٠٢﴾
こうして、彼(イスマーイール*)が彼(イブラーヒーム*)と共に働くようになるまで成長した時、彼(イブラーヒーム*)は言った。「息子よ、実に私は夢で、私がお前のことを屠るのを見る¹のだ。ならば、お前はどう思うか、考えてみるがよい」。彼(イスマーイール*)は言った。「お父さん、あなたが命じられることをして下さい。あなたはーーアッラー*がお望みならーー、私が忍耐*強い者であることを見出すでしょう」。
فَلَمَّاۤ أَسۡلَمَا وَتَلَّهُۥ لِلۡجَبِینِ ﴿١٠٣﴾
こうして彼らが(主*のご命令に)服し、彼(イブラーヒーム*)が彼(イスマーイール*)を、こめかみを(地面に)つけて(横向きに)倒した時、
قَدۡ صَدَّقۡتَ ٱلرُّءۡیَاۤۚ إِنَّا كَذَ ٰلِكَ نَجۡزِی ٱلۡمُحۡسِنِینَ ﴿١٠٥﴾
あなたは確かに夢を確証した。実にわれら*は善を尽くす者¹たちに対し、このように報いるのだ。
وَفَدَیۡنَـٰهُ بِذِبۡحٍ عَظِیمࣲ ﴿١٠٧﴾
そしてわれら*は彼(イスマーイール*)を、この上ない犠牲で償った。¹
وَتَرَكۡنَا عَلَیۡهِ فِی ٱلۡـَٔاخِرِینَ ﴿١٠٨﴾
そして後世の人々の内に、彼へ(の賛美を)残しておいた。¹
كَذَ ٰلِكَ نَجۡزِی ٱلۡمُحۡسِنِینَ ﴿١١٠﴾
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者¹たちに報いるのだ。
وَبَشَّرۡنَـٰهُ بِإِسۡحَـٰقَ نَبِیࣰّا مِّنَ ٱلصَّـٰلِحِینَ ﴿١١٢﴾
またわれら*は彼(イブラーヒーム*)に、(後に)正しい者*の一人である預言者*となる、イスハーク*(誕生)の吉報を伝えた。
وَبَـٰرَكۡنَا عَلَیۡهِ وَعَلَىٰۤ إِسۡحَـٰقَۚ وَمِن ذُرِّیَّتِهِمَا مُحۡسِنࣱ وَظَالِمࣱ لِّنَفۡسِهِۦ مُبِینࣱ ﴿١١٣﴾
そしてわれら*は、彼(イブラーヒーム*)とイスハーク*を祝福した。彼ら二人の子孫には、善を尽くす者¹もいれば、自らに明らかな不正*を働く者もいる。
وَنَجَّیۡنَـٰهُمَا وَقَوۡمَهُمَا مِنَ ٱلۡكَرۡبِ ٱلۡعَظِیمِ ﴿١١٥﴾
そして彼ら二人とその民(イスラーイールの子ら*)を、この上ない苦悩¹から救った。
وَءَاتَیۡنَـٰهُمَا ٱلۡكِتَـٰبَ ٱلۡمُسۡتَبِینَ ﴿١١٧﴾
そしてわれら*は彼ら二人に解明の啓典¹を授け、
وَتَرَكۡنَا عَلَیۡهِمَا فِی ٱلۡـَٔاخِرِینَ ﴿١١٩﴾
また後世の人々の内に、彼ら二人へ(の賛美を)残しておいた。¹
إِنَّا كَذَ ٰلِكَ نَجۡزِی ٱلۡمُحۡسِنِینَ ﴿١٢١﴾
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者¹たちに報いるのだ。
أَتَدۡعُونَ بَعۡلࣰا وَتَذَرُونَ أَحۡسَنَ ٱلۡخَـٰلِقِینَ ﴿١٢٥﴾
一体あなた方はバァル¹に祈り、創造する者の内でも最善のお方(アッラー*)を放ったらかしにするというのか?
فَكَذَّبُوهُ فَإِنَّهُمۡ لَمُحۡضَرُونَ ﴿١٢٧﴾
そして彼らは、彼(イルヤース*)を噓つき呼ばわりした。ゆえに、本当に彼らは(復活の日*、)必ずや(懲罰へと)連行される者となる。
إِلَّا عِبَادَ ٱللَّهِ ٱلۡمُخۡلَصِینَ ﴿١٢٨﴾
但し、精選されたアッラー*の僕たち¹は別であるが。
وَتَرَكۡنَا عَلَیۡهِ فِی ٱلۡـَٔاخِرِینَ ﴿١٢٩﴾
またわれら*は、後世の人々の内に、彼へ(の賛美を)残しておいた。¹
سَلَـٰمٌ عَلَىٰۤ إِلۡ یَاسِینَ ﴿١٣٠﴾
イル・ヤースィーン¹に平安を。²
إِنَّا كَذَ ٰلِكَ نَجۡزِی ٱلۡمُحۡسِنِینَ ﴿١٣١﴾
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者¹たちに報いるのだ。
وَإِنَّ لُوطࣰا لَّمِنَ ٱلۡمُرۡسَلِینَ ﴿١٣٣﴾
また、実にルート*は、まさに(預言者*として)遣わされた者の一人であった。¹
إِلَّا عَجُوزࣰا فِی ٱلۡغَـٰبِرِینَ ﴿١٣٥﴾
但し、残っ(て滅ぼされ)た者たちの一人であった老女¹だけは、別だったが。
وَإِنَّكُمۡ لَتَمُرُّونَ عَلَیۡهِم مُّصۡبِحِینَ ﴿١٣٧﴾
そして(マッカ*の民よ)、本当にあなた方はまさしく、彼ら(ルート*の民)のもとを朝に通り過ぎている。¹
إِذۡ أَبَقَ إِلَى ٱلۡفُلۡكِ ٱلۡمَشۡحُونِ ﴿١٤٠﴾
彼が(自分の民に立腹して、)満載の船へと逃げた時のこと。¹
فَسَاهَمَ فَكَانَ مِنَ ٱلۡمُدۡحَضِینَ ﴿١٤١﴾
そしてくじ引きをし、彼(ユーヌス*)は負けた内の者となった。¹
فَلَوۡلَاۤ أَنَّهُۥ كَانَ مِنَ ٱلۡمُسَبِّحِینَ ﴿١٤٣﴾
もし彼が、(アッラー*を)よく称える*者の一人でなかったなら、¹
لَلَبِثَ فِی بَطۡنِهِۦۤ إِلَىٰ یَوۡمِ یُبۡعَثُونَ ﴿١٤٤﴾
彼らが蘇らされる(復活*の)日まで、その腹の中に留まったことであろう。¹
وَأَنۢبَتۡنَا عَلَیۡهِ شَجَرَةࣰ مِّن یَقۡطِینࣲ ﴿١٤٦﴾
そしてわれら*は彼の上に、瓜の木¹を一本、生やしてやった。
وَأَرۡسَلۡنَـٰهُ إِلَىٰ مِاْئَةِ أَلۡفٍ أَوۡ یَزِیدُونَ ﴿١٤٧﴾
またわれら*は彼を十万人、いや、それ以上(の民)へと遣わした。¹
فَٱسۡتَفۡتِهِمۡ أَلِرَبِّكَ ٱلۡبَنَاتُ وَلَهُمُ ٱلۡبَنُونَ ﴿١٤٩﴾
ならば、(使徒*よ)、彼ら(マッカ*の不信仰者*たち)に尋ねよ。一体あなたの主*には娘があり、彼らには息子があるのか、と。¹
أَمۡ خَلَقۡنَا ٱلۡمَلَـٰۤىِٕكَةَ إِنَـٰثࣰا وَهُمۡ شَـٰهِدُونَ ﴿١٥٠﴾
それとも、われら*は彼らが立ち会う中、天使*を女として創ったのか?
وَجَعَلُواْ بَیۡنَهُۥ وَبَیۡنَ ٱلۡجِنَّةِ نَسَبࣰاۚ وَلَقَدۡ عَلِمَتِ ٱلۡجِنَّةُ إِنَّهُمۡ لَمُحۡضَرُونَ ﴿١٥٨﴾
彼ら(シルク*の徒)は、かれ(アッラー*)とジン*の間に近親関係をもうけた。そしてジン*は確かに、彼ら(シルク*の徒)が(復活の日*、懲罰へと)まさしく連行されることを、知っているのだ。¹
إِلَّا عِبَادَ ٱللَّهِ ٱلۡمُخۡلَصِینَ ﴿١٦٠﴾
但し、精選されたアッラー*の僕たち¹は別であるが。²
وَمَا مِنَّاۤ إِلَّا لَهُۥ مَقَامࣱ مَّعۡلُومࣱ ﴿١٦٤﴾
(天使*たちは、言う。)「私たちの内で、(天に)特定の持ち場¹がない者はいない。
لَوۡ أَنَّ عِندَنَا ذِكۡرࣰا مِّنَ ٱلۡأَوَّلِینَ ﴿١٦٨﴾
「もし私たちのもとに、昔の人々からの教訓¹があったならば、
لَكُنَّا عِبَادَ ٱللَّهِ ٱلۡمُخۡلَصِینَ ﴿١٦٩﴾
私たちは、精選されたアッラー*の僕¹であったのに」。
فَكَفَرُواْ بِهِۦۖ فَسَوۡفَ یَعۡلَمُونَ ﴿١٧٠﴾
しかし彼らは(使徒*ムハンマド*がクルアーン*を携えて到来した時)、それを否定した。ならば、彼らは(来世での自分たちの結末を)知るであろう。
وَلَقَدۡ سَبَقَتۡ كَلِمَتُنَا لِعِبَادِنَا ٱلۡمُرۡسَلِینَ ﴿١٧١﴾
遣わされた者であるわれら*の僕たちには確かに、(彼らが理論と力によって勝利するとの)われら*の言葉が、既に定められている。
فَتَوَلَّ عَنۡهُمۡ حَتَّىٰ حِینࣲ ﴿١٧٤﴾
ならば(使徒*よ、)その時まで、彼らから背を向けよ。¹
أَفَبِعَذَابِنَا یَسۡتَعۡجِلُونَ ﴿١٧٦﴾
一体彼らは、われら*の懲罰を性急に求めるのか?¹
فَإِذَا نَزَلَ بِسَاحَتِهِمۡ فَسَاۤءَ صَبَاحُ ٱلۡمُنذَرِینَ ﴿١٧٧﴾
そしてそれが彼らの庭に到着する時、警告されていた者たちの朝は、何と忌まわしいことだろうか。¹