وَٱلۡبَیۡتِ ٱلۡمَعۡمُورِ ﴿٤﴾
また、詣でられる館¹にかけて、
وَٱلۡبَحۡرِ ٱلۡمَسۡجُورِ ﴿٦﴾
そして溢れかえる海¹にかけて(誓う)。
وَتَسِیرُ ٱلۡجِبَالُ سَیۡرࣰا ﴿١٠﴾
そして、山々が激しく移動する(日)。¹
ٱصۡلَوۡهَا فَٱصۡبِرُوۤاْ أَوۡ لَا تَصۡبِرُواْ سَوَاۤءٌ عَلَیۡكُمۡۖ إِنَّمَا تُجۡزَوۡنَ مَا كُنتُمۡ تَعۡمَلُونَ ﴿١٦﴾
そこに入って炙られよ。そして(その苦痛を)我慢しても、我慢しなくてもよい、(いずれにせよ、)あなた方には同じこと。あなた方は、自分たちが(現世で)行っていたことに対して、報われるのみなのだから」。
فَـٰكِهِینَ بِمَاۤ ءَاتَىٰهُمۡ رَبُّهُمۡ وَوَقَىٰهُمۡ رَبُّهُمۡ عَذَابَ ٱلۡجَحِیمِ ﴿١٨﴾
彼らの主*が、自分たちにお授けになったものに喜々としつつ。彼らの主*は、彼らを火獄の懲罰から守って下さったのである。
كُلُواْ وَٱشۡرَبُواْ هَنِیۤـَٔۢا بِمَا كُنتُمۡ تَعۡمَلُونَ ﴿١٩﴾
自分たちが(現世で)行っていたこと(の報い)ゆえに、おいしく食べ、飲むのだ。¹
مُتَّكِـِٔینَ عَلَىٰ سُرُرࣲ مَّصۡفُوفَةࣲۖ وَزَوَّجۡنَـٰهُم بِحُورٍ عِینࣲ ﴿٢٠﴾
互いに向かい合いつつ¹、整列した寝台の上に。われら*は彼らに、麗しい眼の色白の女性たち²を連れ添わせる。
وَٱلَّذِینَ ءَامَنُواْ وَٱتَّبَعَتۡهُمۡ ذُرِّیَّتُهُم بِإِیمَـٰنٍ أَلۡحَقۡنَا بِهِمۡ ذُرِّیَّتَهُمۡ وَمَاۤ أَلَتۡنَـٰهُم مِّنۡ عَمَلِهِم مِّن شَیۡءࣲۚ كُلُّ ٱمۡرِىِٕۭ بِمَا كَسَبَ رَهِینࣱ ﴿٢١﴾
また、(自分自身が)信仰に入り、その子孫も信仰心と共に彼らに従った者たち、われら*はその子孫を(、その行いが、たとえ彼らの父祖ほどではなくても、天国で)彼らと一緒にしてやり、彼ら(父祖)の行いからは何一つ差し引きしない。全ての者は、自分が稼ぐことによって(解放されるかどうかが決まる、)差し押さえられた者¹なのだから。
یَتَنَـٰزَعُونَ فِیهَا كَأۡسࣰا لَّا لَغۡوࣱ فِیهَا وَلَا تَأۡثِیمࣱ ﴿٢٣﴾
彼らはそこで、盃を交わし合う。そこには戯言もなければ、罪深さもない。¹
۞ وَیَطُوفُ عَلَیۡهِمۡ غِلۡمَانࣱ لَّهُمۡ كَأَنَّهُمۡ لُؤۡلُؤࣱ مَّكۡنُونࣱ ﴿٢٤﴾
また、彼らの(奉仕)のための少年たちが、彼らの周りを回って歩く。彼らは秘められた真珠のよう。
قَالُوۤاْ إِنَّا كُنَّا قَبۡلُ فِیۤ أَهۡلِنَا مُشۡفِقِینَ ﴿٢٦﴾
彼らは言う。「本当に私たちは以前(現世にいる時)、家族のもとで、(主*とその懲罰を)怯える者であった。
فَمَنَّ ٱللَّهُ عَلَیۡنَا وَوَقَىٰنَا عَذَابَ ٱلسَّمُومِ ﴿٢٧﴾
それでアッラー*は私たちに(導きを)お恵みになり、私たちを(地獄の)熱風の懲罰から守って下さった。
إِنَّا كُنَّا مِن قَبۡلُ نَدۡعُوهُۖ إِنَّهُۥ هُوَ ٱلۡبَرُّ ٱلرَّحِیمُ ﴿٢٨﴾
本当に私たちは以前、(天国に入り、地獄から救われることを、)かれ(だけ)に祈っていたのだ。実にかれこそは、善きお方、慈愛深い*お方なのだから」。
فَذَكِّرۡ فَمَاۤ أَنتَ بِنِعۡمَتِ رَبِّكَ بِكَاهِنࣲ وَلَا مَجۡنُونٍ ﴿٢٩﴾
ならば(使徒*よ、クルアーン*で)戒めよ。あなたはあなたの主*の恩恵¹ゆえ、占い師²でも憑かれた者³でもないのだから。
أَمۡ یَقُولُونَ شَاعِرࣱ نَّتَرَبَّصُ بِهِۦ رَیۡبَ ٱلۡمَنُونِ ﴿٣٠﴾
いや、彼ら(シルク*の徒)は言うのか?「(ムハンマド*は)詩人である。私たちは彼に、死の到来を待ち望んでいるのだ」。
قُلۡ تَرَبَّصُواْ فَإِنِّی مَعَكُم مِّنَ ٱلۡمُتَرَبِّصِینَ ﴿٣١﴾
(使徒*よ、)言ってやれ。「(それを)待ち望んでいるがよい。本当に私も、あなた方と共に待ち望む者¹なのだから」。
أَمۡ تَأۡمُرُهُمۡ أَحۡلَـٰمُهُم بِهَـٰذَاۤۚ أَمۡ هُمۡ قَوۡمࣱ طَاغُونَ ﴿٣٢﴾
いや、彼らの知性が、彼らにこれを命じているのか?いや、彼らは放埓な民である。¹
أَمۡ یَقُولُونَ تَقَوَّلَهُۥۚ بَل لَّا یُؤۡمِنُونَ ﴿٣٣﴾
いや、彼ら(シルク*の徒)は言うのか?「彼(ムハンマド*)が、それ(クルアーン*)を仕立て上げたのだ¹」。いや、彼らは信じていない。
فَلۡیَأۡتُواْ بِحَدِیثࣲ مِّثۡلِهِۦۤ إِن كَانُواْ صَـٰدِقِینَ ﴿٣٤﴾
ならば彼らに、それ(クルアーン*)と同様の話を持って来させよ。もし、彼らが本当のことを言っているのならば。¹
أَمۡ خُلِقُواْ مِنۡ غَیۡرِ شَیۡءٍ أَمۡ هُمُ ٱلۡخَـٰلِقُونَ ﴿٣٥﴾
いや、彼らはいかなるものもなしに¹、創られたというのか?それとも彼らが創造者なのか?
أَمۡ خَلَقُواْ ٱلسَّمَـٰوَ ٰتِ وَٱلۡأَرۡضَۚ بَل لَّا یُوقِنُونَ ﴿٣٦﴾
それとも、彼らが諸天と大地を創ったのだと?いや、彼らは(アッラー*の懲罰を)確信していない。
أَمۡ عِندَهُمۡ خَزَاۤىِٕنُ رَبِّكَ أَمۡ هُمُ ٱلۡمُصَۣیۡطِرُونَ ﴿٣٧﴾
いや、彼らのもとには、あなたの主*の宝庫¹があ(り、それを自由にすることが出来)るのか?それとも、彼らが(アッラー*の創造物に対する)制圧者だとも?
أَمۡ لَهُمۡ سُلَّمࣱ یَسۡتَمِعُونَ فِیهِۖ فَلۡیَأۡتِ مُسۡتَمِعُهُم بِسُلۡطَـٰنࣲ مُّبِینٍ ﴿٣٨﴾
それとも彼らには、(彼らの主張を裏づける啓示を)開くことの出来る(、天にかける)梯子があるというのか?ならば、聞いている(と主張する)者に、明らかな根拠を持って来させるがよい。
أَمۡ لَهُ ٱلۡبَنَـٰتُ وَلَكُمُ ٱلۡبَنُونَ ﴿٣٩﴾
それとも、かれ(アッラー*)には娘があり、あなた方には息子があるとでも?¹
أَمۡ تَسۡـَٔلُهُمۡ أَجۡرࣰا فَهُم مِّن مَّغۡرَمࣲ مُّثۡقَلُونَ ﴿٤٠﴾
いや(、使徒*よ)、あなたが彼らに見返りを要求し¹、それで彼らは負債ゆえの重荷を背負わされ(、あなたの呼びかけを拒否する者だというのか?
أَمۡ عِندَهُمُ ٱلۡغَیۡبُ فَهُمۡ یَكۡتُبُونَ ﴿٤١﴾
それとも、彼らのもとには不可視の世界*(の知識)があり¹、それで彼らが(そこから、人々のために)書き記している²とでも?
أَمۡ یُرِیدُونَ كَیۡدࣰاۖ فَٱلَّذِینَ كَفَرُواْ هُمُ ٱلۡمَكِیدُونَ ﴿٤٢﴾
いや、彼らは(信仰者たちに)策略を望んでいる。そして不信仰に陥った者*たちこそが、策略されている身なのだ。¹
أَمۡ لَهُمۡ إِلَـٰهٌ غَیۡرُ ٱللَّهِۚ سُبۡحَـٰنَ ٱللَّهِ عَمَّا یُشۡرِكُونَ ﴿٤٣﴾
それとも彼らには、アッラー*以外の神¹があるといのか?彼らがシルク*を犯しているものから(無縁な)、アッラー*に称え*あれ。
وَإِن یَرَوۡاْ كِسۡفࣰا مِّنَ ٱلسَّمَاۤءِ سَاقِطࣰا یَقُولُواْ سَحَابࣱ مَّرۡكُومࣱ ﴿٤٤﴾
もし彼らが、天の破片が落下して来るのを目にしても、(不信仰をやめることなく、)「(これは)積み重なった雲だ」などと言ったであろう。¹
فَذَرۡهُمۡ حَتَّىٰ یُلَـٰقُواْ یَوۡمَهُمُ ٱلَّذِی فِیهِ یُصۡعَقُونَ ﴿٤٥﴾
ならば(使徒*よ)、彼らが卒倒するその日¹に遭遇するまで、彼らを放っておくがよい。
یَوۡمَ لَا یُغۡنِی عَنۡهُمۡ كَیۡدُهُمۡ شَیۡـࣰٔا وَلَا هُمۡ یُنصَرُونَ ﴿٤٦﴾
彼らの策略が少しも自分たちに役立つことがなく、彼らが(アッラー*の懲罰から)助けられることもない日に。
وَإِنَّ لِلَّذِینَ ظَلَمُواْ عَذَابࣰا دُونَ ذَ ٰلِكَ وَلَـٰكِنَّ أَكۡثَرَهُمۡ لَا یَعۡلَمُونَ ﴿٤٧﴾
本当に不正*を働いた者たちには、(その目の前にも、)その他の懲罰がある。しかし彼らの大半は、(そのことを)知らないのだ。
وَٱصۡبِرۡ لِحُكۡمِ رَبِّكَ فَإِنَّكَ بِأَعۡیُنِنَاۖ وَسَبِّحۡ بِحَمۡدِ رَبِّكَ حِینَ تَقُومُ ﴿٤٨﴾
(使徒*よ、)あなたの主*のお決めになったことゆえに、忍耐*せよ。本当にあなたは、われら*の眼差しのもとにあるのだから¹。そして立つ時²に、あなたの主*の称賛*と共に(かれを)称え*よ。